追憶のヨーロッパフェス~JazzOpen(ドイツ)~

ヨーロッパの美しいフェス


2018年7月。
はるか遠い昔のように感じますね。
この時私はドイツのシュトゥットガルトにいました。
地名むずかしい笑

おめあては、JazzOpen

ドイツ語で書かれるHPを見て
「おおお、何もわからない・・・」と
気が遠くもなりましたが、

2018年のお正月に
このフェスに行こうと決めていたのでした。

情報はあとから何とでもなる。
そう思ったのでした。

しかし、こういう、行くことを決めてしまえば、あとは何とかなるという
楽観はどこから生まれてくるのでしょうね。

私は特別楽観的な人間というわけでもなく
心配性だったり、ビビりだったりという面が確かにあるのですが

海外の音楽フェスに行くということに関しては
なんとなく肝が座るところがあるのです。
不思議ですね。

これはひとえに、音楽に導かれていると勝手に思い込んでいるからです笑
でも本当にそうなんだよな・・・

この写真のように、昼間から芝生にゴロンと寝そべりながら
ドイツならではのビールや白ワインを味わいながら
ステージを待つという、気楽で贅沢なフェス。

会社帰りに寄れる?お手軽さ

このフェスは平日も含めて開催されます。

私が参加したのはド平日。
会社帰りふうのスーツ姿の人もちらほら。

会社帰りにフェスに寄るというスタイルもあるのか・・!
と目からウロコでした。

何事も、日本の常識だけを見ていては
分からないことが沢山あるなあ・・と、
いやに感慨深かったです。

海外フェスというのは、日本人の我々からすると
あたかも異質なもののようにとらえがちですが
むしろ日本のほうが独特なのかもしれません。

何日も前から休みをとって、無理をおして
フェスに行くというのも尊いものですが、
こんなふうに、仕事終わりに野外フェス、なんて
犠牲が少ないなあと思うのです。

このフェスを選んだ理由


なぜこのフェスに来たか。

それは、以前オランダ・ロッテルダムの
ヨーロッパでも最大級のジャズフェス
「NorthSeaJazz」で初めてみた
JamieCullumの演奏にすっかり聞きほれて、
いつかまた彼のステージを海外で見たい・・と
願うゆえ、彼が出演するフェスをチェックしていたところ
美しい歴史的なヨーロッパ建築のど真ん中に
ステージをかまえたこの野外フェスを
見つけたのでした。

今年は残念ながら延期。また来年!

やむをえず、今年は世界全域で音楽フェスは延期となっています。
でも、失われたわけではない。

音楽に身を任せる喜びが
より大きくなることをイメージして
2021年を楽しみにしましょう。

思えば、こんなふうにまさに「蜜」の状態で
ステージにかぶりつくなんて
もうしばらくしていないし
しばらくはできないとは思うのですが。

なんというか、今年の各国の音楽フェスの延期アナウンスは
非常にスピード感にあふれていたと思います。

どうなるんだろう・・?と思うよりもむしろ先に
「今年はないんで!来年やるから心配するな!だってもうしょうがないしさ!」

という潔さみたいなものを感じて、
寂しいとか悲しいとかいうネガティブな感情は
個人的にはあまり刺激されなかったです。

それよりも思ったのは
やっぱり、行きたいと思ったときに行っておかないと
何が起こるかわからないんだなということ。

いつか行きたい。
そう思っているなら、今行こうというものなんだと思います。

今まで、海外フェスに、衝動的に行きたくなって
その思いのままに行っておいてよかったなあとしみじみ感じました。

落ち込むことなかれ。ちゃんと未来はある。

ステージの美しさ。
まわりにはたくさんの緑。
ヨーロッパらしいレンガ造りの歴史ある建物が
ステージを包み込むように並んでおり

夕暮れから夜にかけてぼうっとうかぎあがるような
その建物群は、幻想的でうっとりする美しさ。

そして何かしら自分もこの歴史や自然に
守られているような気がしてくるのでした。

そしてさすがドイツ。
美味しいビールとともに。。

こんな素敵な場所が
シュトットゥガルトの中心部にあり、
駅から徒歩で行けます。手軽!

早くも2021年の準備が着々と進んでいる模様。
失われたわけではないと肝に銘じて
未来をちゃんと見据えておきましょう。

・JAMIE CULLUM & CORINNE BAILEY RAE
・HERBIE HANCOCK
・JOHN LEGEND & JESSIE J
・STING
・LENNY KRAVITZ

などなど、老若男女が楽しめること間違いなしな
ラインナップが決定しているようですよ!

音楽はあらゆる壁をなくす


きれいごとのように響いてしまいそうですが、
ほんとうにそうなんです。

音楽は、一瞬でその場にいる人を
同時に同じ感動の渦に巻き込みます。

そこには、
言語も、文化も、性別も、年齢も
関係ありません。

英語だって心細いのに
ここはドイツ。ドイツ語なんて全く喋れません。

でも、だからどうした!というもの。

これは本当にラッキーなことだと思いますが
音楽に言語は関係ないのです。

1日目のJamiroquaiのステージを見ていた時、
有名な曲がかかった時
隣の全く知らないお姉さんと「来たねー!!」
とばかりにほほえみあったこと、
忘れません。

1フェス1回は
こういう様々な壁を超えた体験があるんだよな。
あのお姉さん、元気でいてね。

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