THE PIANO ERA 2022~タチアナ・パーハ&アンドレス・ベエウサエルトの衝撃~

待望の3年ぶり開催

パンデミック以降、その開催を見送っていた
ピアノの底力にフォーカスした音楽フェス
「THE PIANO ERA」が
3年ぶりに帰ってきました。

会場は、めぐろパーシモンホール。
ゆったりと椅子に座って、
静かに楽しむスタイルです。

しかしその音楽の中身は、
とてつもない熱を帯びたものでした。

私がこのフェスのチケットを手にした理由は
「タチアナ・パーハ&
アンドレス・アンドレス・ベエウサエルト」
です。

タチアナは日曜夕方のJwave番組
「サウージ・サウダージ」で知って以来
気に入ってずっと聴いていましたし
アンドレスは
アルゼンチンのスーパー実力派音楽集団
「アカ・セカ・トリオ」の中心人物
ということで
彼らの音楽が大好きな私としては
このふたりが組んでいるならば
良いに決まっている・・・!!と
鼻息を荒くしました笑

事実、とんでもなくすばらしいステージでした。
おそらく一生忘れないだろうと思います。

ブラジル出身のタチアナと
アルゼンチン出身のアンドレスは
公私にわたるパートナーであり、
そのコンビネーションは
驚異的といえるものがあります。

タチアナのボーカルとアンドレスのピアノが
有機的に、やさしく、たくましく交差し
お互いをがっちりと支え合うようです。
(「THE PIANO ERA」公式Twitterより引用)

ものすごいスピード感とリズム感の中で
のびやかに、自由に、音楽を楽しんでいる
模様は、やはり生のステージで見てこそ、
ですね。

ステージが始まって最初の1音から
彼らの持つ躍動感、音楽の喜び、
たくましさ、おおらかさ、やさしさや強さなどが
一気にあふれ出して
私は最後までほぼ号泣しながら
ステージにかぶりついていました。

どちらかというと、
やすらぎや癒しなどの「静」を提供してくれた
前の2組(CICADA from台湾、Haruka Nakamura)とは
うってかわって
思いっきりダイナミックに「動」を
繰り広げてくれました。
これだ、南米のこの感じ。
これを求めていたんだ・・!
と、体中が感動しました。
なんて頼もしい、素敵なふたりなんでしょう。

音楽で世界を旅する

彼らの音楽を聴いていると「筋肉」を感じます。
全身で音楽を奏でる筋肉。

ブラジルやアルゼンチンには
行ったことはないですが
いつの日か必ずや彼らのステージを
現地で目撃してみたいです。

パンデミック以降、しばらく忘れている
その感覚がブワッっと戻ってきた感が
ありました。
そう、彼らの音楽は
私たちを世界に旅させるものだと思うのです。

今回は、踊ったり、足を踏み鳴らすことはせず
皆じっと座ってきいていたわけですが
さて、これが現地のライブハウスであったら、
どんなにか熱狂的な客席になることか。

想像しただけで
熱い情熱が体の奥から
湧き上がってくるようです。

優れた音楽家は

家に帰って聴きなおしながら
彼らの音楽に出会えた人生でよかった、
と思いました。

でも決して特権者意識などではありません。
タチアナは言いました。MCで、日本語のメモを
一語一語、はっきりと読み上げながら。
「このショウを、今夜、
ここに来れなかった人にも捧げます」

様々な事情でその場にいられない人への
想像力とリスペクト。
やはり、優れた音楽家は、社会の中で、
たしかな当事者意識の中、
活動をしているものだなと
感じました。
また、ますます、そういう音楽家を
応援したいという気持ちになりました。

また遠くない未来に、彼らの音楽、
あの感動に身をゆだねる日を願ってやみません。

本当にすばらしいステージを、ありがとう。

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

COMMENT ON FACEBOOK