実際に行った人に聞いてみた!NewOrleans Jazz & Heritage Festival 体験インタビュー!!

その地に行くことでしかできない音楽体験をしてきた。

ayahhi
こんにちは。海外音楽フェストラベラーのayahhiです!

これまで、このサイトでは、私の海外音楽フェス体験を中心に紹介してきましたが、それはあくまであなたの個人的な体験や感じ方に過ぎないんじゃ・・?

実際行くのはさすがにハードル高すぎでしょ・・・と思う方もいらっしゃるのでは??
(実際、このサイトを見てくださる方から、そんな声をいただくことも多々・・)

いや、そうではないんだ!行けるんだよ!ということを、ぜひ、私は、言いたい、、、

そこで今回は、私以外の海外音楽フェスの体験談をご紹介したいと思い、このほど海外音楽フェスに実際に行ってきた方に直撃インタビューをさせていただきました!!

インタビューをさせていただいたのは

音楽通が愛読する有名音楽雑誌『ミュージック・マガジン』の矢川俊介さんです。

矢川さんは2019年4月~5月 、アメリカはニューオリンズで開催されていた

New Orleans Jazz & Heritage Festvalに行ってこられました。

2019年6月20日発行の『ミュージック・マガジン』7月号では、この経験を矢川さん自身が書いた記事が掲載されるとのことですので、ぜひチェックしてみてください!

実はこのフェス、私もとおく12年前の2007年に訪れ、そこをきっかけに海外音楽フェスにはまった思い出深いフェスなのです。

やはり12年の月日の中では、(なんといってもスマホ革命もありましたし!)

情報の集め方なども工夫の仕方があり、

海外音楽フェスは「夢」でもなんでもなく、「ほんとうに行けちゃうもの」

どんどんなってきているんだな、と感じる嬉しいインタビューとなりました。

矢川さんの貴重な体験を参考に、自分も行ってみよう!と感じてくれたらうれしいです。

行くまでの背景

矢川さんは昔から(※矢川さんは私の学生時代の音楽サークルの先輩でもあります)音楽通で、ジャズの発祥地として知られる音楽の聖地、ニューオリンズで開催されているフェスへの思いはずっとあったと思いますが、なぜ今回行こうと思ったんでしょうか?

矢:今回、仕事ではなくプライベートで行ったんだけど、このフェス自体ずっと行きたかったし、若い頃から大好きだったアーティスト(ヴァン・モリソン)が出演すると知って、もう73歳だし、来日は見込めないし、死ぬ前に見ておきたいとは思ってて。

でも、実際行こうと思った一番の決め手は、調べてみたら思ってたより安く行けるとわかったからかな。

私:ふむふむ。なるほど・・
しかし、ニューオリンズなんて観光地なうえ、フェス開催期間中はホテルの高騰もえげつないのでは??しかも異例の10連休GWのまっさい中ですよね。。

矢:旅行代理店とかを使わずに、エクスペディアで航空券+ホテルのプランを見つけたんだけど、日本のサイトじゃなくて英語版を見たんだよね。

日本語サイトなら影響を受けるだろうけど、アメリカは日本のGWは関係ないと思って。実際は同じ情報が翻訳されてるだけなのかもしれないけど。

あと、ホテルを中心地からちょっと離れたところにしたのが一番大きくて、もし市街地のフレンチ・クォータ-に泊まろうと思ったら一泊35000円とかしちゃう。

あと出発日を水曜にしたことも大きくて、金曜出発で調べたら倍の値段だった。

私:なるほど。。そもそも手配自体を海外にしたわけですか。。いやあ・・その発想はなかったなあ・・。日本の習慣の頭でいると、まず思いつきませんね。

フェス自体について

私:フェスのチケットはどうやってとりましたか?

矢:チケットはサイトから直接デジタルで買って、1日券は8,000円くらい。

私:むーん。1日券8,000円は安いよなあ・・・。日本だったらフェス1日券は2万円くらいしますもんね。しかも出演者はとんでもなく豪華という・・

で、実際どうでしたか?フェスのご感想は??

矢:いやーもちろん最高だったよ。本当に行って良かった。一番の目当てだったヴァン・モリソンは感涙ものだったし、やっぱりニューオリンズっていう土地で実際に見ることはほかには代えがたい経験だった。もともとライブはめちゃくちゃ見てるし、現場主義ではあったけど、日本では感じ得ない空気もあって、強烈な音楽体験になったね。

私:そうですか・・共感。

昨今ではフェスを動画配信しておうちでも手軽に見られるというのもありますけど、やっぱ、その地に行ってこそっていうのはありますよね。

矢:うん。いまはコーチェラとかの映像を、ベッドに横になって片手で観られる時代だけど、それと、そのフェスの現場に行って体感するっていうのは、まったく違う音楽体験だと思う。

海外に行くからこそ受けるカルチャーショックがあるというか、日本国内にいたら体験しないようなことが確かにあると思うね。

あと、ストーンズ(TheRollingStones:出演が急きょキャンセルに)は何回も来日公演見てるけど、多分ニューオリンズでみたら全く違う体験だったと思う。

日本と海外のお客さんの違い

私:お客さんはどんなかんじでしたか?海外ならではの体験があったのでは?

矢:あるある。お客さんがめちゃくちゃフレンドリーで、すぐ話しかけてくるから油断ならない(笑)。ライブ見てたら、隣に座ってた男性が突然「俺はこれ飲み終わったからちょっと捨ててくる」とか報告してくるんだよね。見ず知らずのアジア人の俺にその報告、いる?!っていう。

私:あはは。それはあるかも!なんでしょうね、仲良くなりたいというか、同じ時間を共有する人とは良い関係でいたいみたいのがあるのかな。けどいきなり話しかけられるとびっくりしますよね笑

矢:あと、お客さん自身がめちゃくちゃ盛り上がる。歓声とか楽しみ方ももちろん日本よりパワフルだけど、自分が興味なくなると急に演奏中でもデカイ声で私語とか始めるんだよね。

あれは日本だとちょっと考えられないけど、でもあんなに真面目に演奏聴くのも日本人だけらしいしね。

私:確かに!日本だと比較的ステージにいる人が上で、観客はそれに仕える、みたいなところあるかも。海外だとステージにいる人とお客さんが対等っていう空気はありますよね。

まあ、自分が感動している時に私語は嫌だけどなあ笑

ちなみに日本人(アジア人)はいましたか?

矢:お客さんにはほとんど見かけなかったけど、出演者に日本人女性のトロンボーン奏者がいて。

で、調べたら、菊池ハルカさん(New Orleans Swamp Donkeys)っていうニューオーリンズ在住の方で、なんと同じ大学・高校の後輩だったというミラクルがあったね。

(矢川さん @yasnsk はツイッターでもそのもようを現地報告してくれていました)

私:おぉ!それツイッターで見ました!そんなことってあるんですねぇ・・・

やはり思い切って冒険に出ると、思いもよらない偶然や奇跡的なできごとがあるものですねぇ。

滞在中に関して


私:言葉で苦労しませんでしたか?

矢:一緒に行った奥さんが英語が堪能だから、二人でいるときは問題なかったけど、一人になったら聞き取れないことも多かったよね。

私:ふむふむ!私も2007年の時は、英語さえままならないのに、南部なまりで全く何言っているかわからなかったですもん。ニューオリンズって「ノーリン」ですもんね。

だからもう、言葉がわからないからとか言ってたらキリがないなあとおもいますね。

フェス以外の過ごし方について

私:フェス以外はどんな感じに過ごしていましたか?
(※このフェスは夜通し開催、とかではなく、どの日程も暗くなる前に終わります。ゆえに、夕方までフェスを見る→中心街へ移動し街をねりあるくなど、フェスと街を両方楽しむスタイルが可能☆)

矢:ミシシッピ・リバーの蒸気船に乗ったり、レコード屋さんに行ったり。

Euclid Recordsっていうレコード屋さんには入口の扉に細野晴臣さんの写真がでかでかと貼ってあったりしてびっくりした。

(後日、矢川さんはツイッターにて、その話が細野さんご本人に伝わったと記しています。ここでもなんというミラクル!)

あと、フレンチクォーターの街を歩いて、ライブを見たり、飲んだり。

※このお店はニューオリンズ中心地のバーボンストリートに1807年からある「OLD ABSINTHE HOUSE」というお店。

素敵すぎる・・・

私:わあ・・めちゃくちゃ雰囲気のあるお店。。。

こんなお店でいただくお酒はさぞかしおいしいでしょうねえ・・

今後について

私:ところで、また同じフェスに行ってみたいと思いますか?

矢:また行きたいと思うね。(即答)

私:おお!頼もしい。私は新規ばかりでまだ再訪ってないんですよ。「2回目だからこその味わい」っていうのもありそうですね。

では最後に、行って良かった度をお願いします!
100%満点中いくつでしょうか?

矢:100%(即答)。

フェスが素晴らしかったのももちろんだけど、フェスだけじゃなくて、旅全体としての満足度がかなり高いかな。

私:おお!たのもしい!

そうですね、私もまさに、フェスだけじゃなく、フェスをきっかけにした冒険に出る気持ちで毎回出掛けているんですよね。

まだまだ実際に行ってる人が少ないし、情報がないから行こう、とまではならないけど、一度自分で「行けるんだ」と体感すると、はまりそうですよね。

矢:あると思う。最初の壁が高いけど、そこを突破したらだいぶ現実味が湧くよね。

私:そうそう、抵抗感があるのは最初の1回目を経験するまで、みたいなところありますよね。その抵抗感をすこしでもぬぐえるような情報発信をしていきたいとおもいます。きょうはお忙しい中、貴重なお話ありがとうございました!

いかがでしたか?

実際に海外音楽フェスに行った方のナマの声というのは説得力がありますね。

そして、フェスはもちろんのこと、旅全体を楽しんでいる姿が印象的でした。

あと、おトクに済ませる方法として、海外サイトなどで自分で手配するという知恵も見逃せませんね。

私も試しに覗いてみましたが、日程と地名がわかればよいので、意外とハードルは低いかもしれません。英語だから、とあきらめずにチェックをしてみてはいかがでしょう?

今後もこのサイトでは、「実際行ってきました」という方の生の声をインタビューさせていただくシリーズも盛んにやっていきたいと思いますので、お楽しみに☆

最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^

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