実際に行った人に聞いてみたシリーズ第4弾!フェスに情熱をかける姿が世界に拡散される男性にインタビュー!(4/4)
ゴトウさんへのインタビュー全4回。
ミラクルエピソードからしみじみ感じる教訓まで、あなたはどんなことが心に残りましたか?
最終回は、ハプニングや現地でのレアなふれあいなどをご紹介。
遠いと感じていた海外音楽フェスを、身近に感じてもらえたら嬉しいです^^
どうぞ最後までお楽しみください☆
コツあり!海外フェス処世術
路側だとヨッパライが入ってくることもあります。
ちなみになにか事件にあったことは?
だからテントを張るときは周りのお客さんにコミュケーションとって、
ここに張っていい?と仲良くなるようにしてますね。
「そこは自分たちの場所だ」と断られることもあるけど、
そうして周囲、いわば数日のご近所さんとの関係性を築いておくことが
無事にフェスを楽しめるコツでもあります。
やっぱり盗難もあるし、人種上どうしても目立ってしまうリスクも現実的にはあるので。
それを聞いてしまうと、うわー、海外フェスって怖い・・と思いがちですが
そこにはちゃんと対処法があって、それを守ればクリアできることだと
覚えておきたいものです。
さまざまなフェスもよう~例えばアメリカ~
ヨーロッパのみならず、アメリカのフェスにも出かけるゴトウさん。
やはりアメリカにはアメリカの風景があるようです。
でRed Hot Chili Peppersを見たときはお客さんもしっかり決まっていましたね。(お薬で…)
なるほど、これはたしかに日本ではゼッタイ味わえない光景です。。
その後ボナルーのためにナッシュビルへ行ったんだけど
会場までは交通手段も情報もなく苦労しましたね。
ヨーロッパのフェスは交通網が充実しているので、交通手段がない!ということはあまりないけど
アメリカやアジアは車じゃないと行けない場所なんかも多いんですよね。
たしかに、私も昨年行ったタイ・パタヤのフェス「Wonderfruits」では
パタヤ中心部から会場のアクセスに苦労しました。。(電車やバスはおろか、タクシーさえ無いとは!)
しかしもちろん、アクセスの良し悪しに関係なく、来てよかったと思うからこそ、海外音楽フェスにでかけるわけですが。
電車やバスが発達してて、しかも治安的に乗っても大丈夫なのはヨーロッパが圧倒的かもしれませんね。
行きの時にお金が足りなくて「帰りも乗るから!」と交渉して値切ったんです。
そしたら帰りもちゃんと待っててくれて。
乗ってたら、「ちょっと寄るところあるんだ」といって自分の家族を連れてきてタクシーに乗せてました。
タクシー車内で運転手の家族一同とゴトウさんという、なんだこれな状況笑
これもまた、アメリカのおおらかさ?がなせる業でしょうか。ちょっとホッコリですね。
人を2人くらい殺してそうな感じの人が、いきなり話しかけてきて
「うわっ やば・・やられる・・・」と思ったら、実は持っていたWi-Fiルーターに興味を持ったらしく
説明してあげたらなんか親しみを感じたのか、その人が飲んでたラムを「まあ飲め!」と飲まされたり。
最後は楽しめよって感じで降りて行って、なんだかんだ良い人でしたね笑
確かに、アメリカでは日本ではまず見かけなそうなキャラクター強めな人がいますね・・。
それこそ、世界にはいろんな人がいるなあという実感がわくし、
見た目は怖いけど実は優しい人も多いんだなと思ったりします。世界は広い。
それに、アメリカは特に、何かをエンジョイしようとしている人に対して、
応援してくれるというか、手を貸してくれることが結構ある気がします。
私も12年前にたったひとりでNew Orleans Jazz Fessに行った際、周りの人が何かと
気にかけてくれたり、Enjoy!と声をかけてくれたものでした。
アメリカのそういうところ、すごくいいですよね。
時には危なかったことも。
トラブルに遭遇したとか、困ったことはありましたか?
紙を頼りに予約していたホステルをめざしてたんですけど、
宿がみつからなくて。
なんとか探し当てたら本当にただのマンションの一室みたいなところで。
宿の人から「連絡したのにつながらなかったからキャンセルになった。もう泊まれない」と言われて。いやいや、飛行機に乗ってる時間に電話されても!と思いましたけど、深夜にモスクワで宿無しの状態に。。
で、系列の宿を教えてもらったものの、電波のない状況で宿を探してても
やっぱり場所がわからなくて。
なかなか見つからず、日没ギリギリ(夏は夜中まで明るい)になっちゃって、
ちょうど通りかかった警官に場所を教えてもらってやっと見つかって。
もうちょっとでロシアで野宿するところでした。。
ハプニングもあり、救いもあり。
日本にいたら経験しないことが本当に目白押しです。
電車がなかなか出発しないから、何だろう?と思ってたら
駅がなんだか厳戒態勢になっていて・・
しばらくしたらボンッ!ってすごい音がして。
後からわかったんですけど、その時、爆発物が駅に仕込まれてたみたいで・・
ヨーロッパはテロの影響で2015年あたりから
フェスでもセキュリティが厳しくなった感がありますね。
Glastonburyは荷物全部出してチェックされるし。
ヨーロッパのフェスは会場内の持ち込み制限とかがありますね。
あと、治安に関して言えば、フェス会場ではないけど、
ロンドンで荷物の中に手を突っ込まれたりしたことはあります。
荷物から目を離さないとか、取られにくい場所に荷物を持つとかは当然してますけど、
「この人やばそうだな」というカンを働かせるとかもしてますね。
日本にいると特段こういうことに警戒せずに暮らせますが、
確かにテロなどの脅威やスリなど、普段よりもだいぶ警戒モードにしておきましょう。
非日常のフェスが日常にもたらすこと
ゴトウさんは自分の身を守るためにも、
自分をオープンにして、周りの人たちと関係性を築いているなあと感じます。
これって、もちろんフェスだけでなく、
日常生活のあらゆるところに応用できることなんじゃないかなと思います。
そんなエピソードのひとつがこちら。
お礼にビールをごちそうしてもらったりなんてこともありました。
困ったときはお互い様だし、分からないことは積極的に聞いてみるとか。
そもそも海外のフェスなら、その地の人のほうが詳しいので
自分でも調べるけど、聞いちゃうほうが手っ取りばやいですよね。
あと、フェスに来ているお客さんに話しかけてみると、
またフェス会場でバッタリ再会したりして「あ、さっきの!」となんだか親しみがわくというのはありますよね。
海外音楽フェスにいくこと=世界じゅうの人や文化に出会うこと
そうですよね。海外音楽フェスは、
音楽を楽しみに行くのはもちろんのこと、
周りの人たちとのコミュニケーションを図りに行く場としても、とっても貴重な経験だな私も感じます。
たとえ言葉でうまくコミュニケーションが取れなかったとしても、
相手に向かって自分をオープンにしていれば、分かり合えることってありますよね。
さてさて、沢山の貴重なエピソードを伺いましたが、やはり海外音楽フェスは
世界じゅうの人や文化に触れあいに行くことでもあるなあ、と
その魅力にあらためて気づいたインタビューとなりました。
ゴトウさんの驚くべき行動力と海外音楽フェスにかける情熱に乾杯です。
これからもきっと、その飽くなき情熱と行動力でミラクルを起こしていかれることかと思います☆
ゴトウさん、本当にありがとうございました!!
LEAVE A REPLY