実際に行った人に聞いてみたシリーズ第4弾!フェスに情熱をかける姿が世界に拡散される男性にインタビュー!(3/4)

ayako
さて、第3回となりました、World Music Traveller インタビュー連載企画
「実際に行った人に聞いてみたシリーズ第4弾!」ですが、お話を伺ったゴトウさん、
なんとこの連載途中にも、お気に入りのアーティストのライブを見るために上海に行っていました!
さすがのフットワークの軽さ&行動力!

海外音楽フェスを楽しむ地道なくふう

海外音楽フェスというのは、さすがに、それなりには、お金がかかります。
航空券、宿泊代、チケット代、飲食代、移動費・・・
冷静に計算すると正直気が遠くなることもあります。。。

しかし、やはり、それをもってしても、行きたいフェスがある、見たい世界がある
というのは、その分のお金を貯金するよりももっと価値があるもの。
それこそ、生きたお金の使い方というものだと思うのです。

なので、節約できるところは節約するのは必須。

ayako
なるべくお金をかけないためのコツや工夫などはありますか??
ゴトウさん
飛行機移動(ヨーロッパ国内)は基本LCCを使うとか、
宿泊はキャンプサイトあればキャンプをするし、
ホテルよりもホステルを使うとか。Airbnbもよく使いますね。

好きなものに対しての情熱のかけ方が半端でないゴトウさんゆえ、
譲れるものと譲れないものという取捨選択はつきもの。

限られた日程、予算、体力(ゴトウさんの場合超人的ですが笑)という制限も、
ネガティブにとらえるのではなく、いかに大事なことにエネルギーを注ぐかに
集中するための基準と考える
と、海外フェスに行くことも現実化してきますよね。

フェスを旅の軸にして

ゴトウさんのスタイルは、海外音楽フェスだけを単発で目指すのではなく
フェスを軸として、好きなアーティストの単独公演など、その地でしか
見られないライブをうまくつなげるというゴトウさん自身の音楽ツアーのようなもの。

まずフェスだけでもその貪欲さに驚くのですが、
例えば2018年には

Montreux Jazz Festival(スイス・モントルー)→②Mad Cool Festival(スペイン・マドリッド)→③Citadel Festival(イギリス・ロンドン)→④Paleo Festival(スイスに戻る(!))→⑤Truck Festival(イギリス・オックスフォード)と、2週間で5フェスのハシゴ!!

そんな情報どこでみつけるの??
上級者しか無理でしょ・・・

とあきらめるのはまだ早いです。
今回は特別にそのコツをおしえてもらいましたよ。

《ゴトウさんオススメのライブ検索アプリ》
songkick
Bandsintown

これらのアプリを活用して、自分が今いる都市のライブ情報をゲットするのです!

ちなみに私は、夏休みの度にニューヨークにライブ目当てで通っていたのですが、
ドラッグストア等で冊子の「TimeOut NY」を買い、自分が滞在する1週間のライブを
雑誌のページに折り印をつけたり、アンダーラインを引いたりして
チェックしていました、、、今考えればなんとアナログ・・・

しかもこのアプリ、無料なんですよ!これは使わない手はないですね。
いいことを聞きました・・私もさっそく活用したいと思います!

気軽に、そして貪欲に楽しむ海外音楽フェス

ayako
海外ならではの、日本と違うフェスの楽しみかたなどはありますか?
ゴトウさん
ロンドンにあるBSTハイドパークのフェスは、街の中心にあるから気軽に行きやすいんですけど、日常に文化や音楽があふれているっているのは、日本と違うところかもしれませんね。

確かに、休暇を取って、荷造りして、長い距離を移動してっていうフェスからすると
拍子抜けする気軽さですよね。それでいてクオリティは間違いないというのも魅力。いいなあ・・。

ゴトウさん
ドイツのサウスサイドフェスなんかは、ドイツだからさすがにみんなビールをめちゃくちゃ飲んでて。
周りのお客さんにビール1リットルおごってもらったりしましたよ。僕ビール飲めないのに笑

海外のフェスのお客さんの盛り上がり方、楽しむぞ!という貪欲さはすごいですね。。
たしかに日本人はいるだけで珍しいので、話しかけられたり、あちらからコミュニケーションをとってくる
こともありますね。

フェスを「その場で」体感する価値

ayako
ゴトウさんはやはり現地に行くことを大事にされていると思いますが、
最近では配信でフェスを見るというスタイルもありますよね。
配信で見るフェスについてはどう思われますか?
ゴトウさん
配信はありがたいし、全然いいと思います。

けど、やっぱりその地にいないとわからないことが沢山あるのは確かですよね。

配信だとステージ上の演奏の音が中心になるんですよね。
でも実際、
現地の客席では、演奏中でもかまわず大声でしゃべるお客さんや、いっしょに合唱している姿がある
わけです。でも、

配信だとお客さん側の反応はまず見えない。

隣にいる人が曲のイントロを聞いた瞬間に泣き出すとか、
隣どおしで「水飲む?」といたわりあったりとか。

それはやっぱりその場にいてこそ味わうものだから。

そんな「人にふれた経験」をはじめとした、
現地にいなきゃわからないもの。
その価値を心底痛感しているゴトウさんならではの
バリバリの現場主義なお話をいただきました。

ゴトウさん
だから、行ける範囲のフェスの配信を見るのはむしろ悔しいかも。
それに、他のステージのネタバレにもなるから、

好きなアーティストが出ている
フェスの配信は、むしろ気をつけてみないようにしてます笑

フェスに年齢制限はあるか

ayako
何歳くらいまでフェスに行きたいと思いますか?
ゴトウさん
何歳とか、気にしたことないです。考えてないですね。来年になってもさ来年になっても
このアーティスト見たいというのがあったら現地まで行っちゃう。
あの年になったらやめよう、というのはない。
若い人に限定された内容じゃないから。

たとえば、デンマークのRoskide(ロスキレ) Festivalというフェスに
ポールマッカートニーが出てたんですけど、
朝からおじいちゃんやおばあちゃんが並んでて。

このフェスは若者がめっちゃ多くてけっこう野蛮な感じなフェスで、
キャンプサイトは汚いし夜中は騒音で地面がゆれるようなところなんですよ。
けど、ポールが出る時は層がガラッと入れ替わる。
見たいものを見るのに年齢とか関係ない感じがします。

ちなみにこのフェスはオーディエンスの熱量がすごいのでおすすめですね。

年齢に関係なく、好きなものは好き!と情熱を注ぐことは続けていきたいものですね。

そういえば、2020年の記念すべき50周年を迎えるGlastonburyは
ヘッドライナーにポールマッカートニーが決定しましたね。

きっとここでも幅広い世代が興奮することでしょう!
すばらしい!

さて、いよいよ次回は完結編。
ゴトウさんが現地で遭遇したハプニングや、
非日常である海外音楽フェスが日常にもたらすことなど
お届けしていきたいと思います。

引き続き、おつきあいのほど^^

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

COMMENT ON FACEBOOK