冬でも30度超え!アジアでおすすめの音楽フェス3選
1.タイのゆるくてとがったフェス「WONDERFRUIT」
2018年12月。凍える寒さの東京をはなれ、初めて乗るスクートエアラインにて一路タイへ。目的はタイ・パタヤ郊外で2014年から開催されている音楽&アート&エコを中心としたフェスWONDERFRUIT!
LCCゆえ機内食なし。とはいえ、6時間のフライトで何も飲まず食わずというのも味気ない。。とはいえ無駄にお金を使うのも惜しい、、というせめぎ合いを解決するコスパ感から食べてみたら「おっ」と声がでたトムヤムラーメン5S$ 。気がつけば私以外にも前後列全員注文して食べてた。笑
勢いづいて、出だしから無駄遣いはイカンと思いつつエイヤとこちらも解禁。上空の、酔いやすい環境で飲むお酒というのはまた違う味わい深さがあるからいけない。
今回のフライトは成田~バンコク・ドンムアン空港の往復で、燃油サーチャージ無税込32,300円と、なかなかのオネウチ感。LCCとはいえシンガポール航空の機体が使える会社らしく、機内は新しくて快適だし、クルーの皆さんも親切で、6時間程度なら全然問題ないと思った。ただ、このドンムアン空港というのがクセモノだった。。
ドンムアン空港からパタヤへの長い旅路
最近LCCの発着が増え、タイ第2の空港といわれるドンムアン空港。しかし、バンコクやパタヤなどの観光地に行くのにアクセスが悪く、特に今回私が滞在したパタヤまではバスで2時間半。。まあ気長に行くしかないのだけど..
せっかちで早くホテルで休みたい私は、バスがなかなか出発しないのにしびれを切らして、何時発??まだ出ないの??と運転手をせかしたりしたんだけど、彼は「いずれね」みたいな感じでラチがあかず。。挙句「ああ、そうかトイレに行きたいってこと?ゆっくりどうぞ」と微笑まれる始末。
そうかここはほほえみの国。。ほほえみの国でせかせかイライラしている私の狭量さよ。。と、やや反省などして、、そうそう、郷に入っては郷に従え、とこれまでも数々の旅の中で言い聞かせてきたんだから・・・にしても早くしてくれ。。とやきもきしておりました。
バスというかワゴン車、に揺られてたどり着いたのは、大都会バンコクとは全く異なる、昔っぽさの残る港町。ホテルはBooking.comから予約してたけど、プライベートルーム一泊2,000円に即決してしまい、ろくにレビューを見ていなかったのだが、道中それらをみたらオーナーがやる気なさ過ぎて最悪、とあり一気に一抹の不安が。。
案の定、ロビーなんてものはなく、入り口のテーブルで何やらおいしそうなにおいをさせてBBQをしている親子が。
もしやこの人がオーナー?たしかに不安だ、、と思わせるやる気のなさ、というか、一応こちらは客なんですが「あんた誰?」感がすごい。あと、前払いだけどいくら払うつもり?って聞かれた。えええ?せめて値段は把握しててよと思ったけど、まあな、、日本がちゃんとしすぎてるんだよきっとと、どんどん現地よりにシフトしていこうとするしかない。
支払いが終わるといちおう笑顔などを見せてくれ、案内された部屋へ。ふう。やっと休める。。と思ったが・・
試練!フェス会場までの足がない。。
そう。明日のフェスへの行き方がさっぱりわからない。パタヤからバスか何か出ているだろうとタカをくくっていたら、何もないのだ。バスはおろか、タクシーすら走っておらず、フェス会場の山奥のゴルフ場(サイアムカントリークラブ)までの足は皆無。苦し紛れにネットで検索したゴルフ場送迎は、当然ゴルフをする人向けのサービスで、一人で頼むと片道だけでも1万円超え。しかも私の場合、会場に送ってもらったあと、フェスを楽しんでからまた迎えに来てもらう必要がある。チケット代よりはるかに高い送迎代なんて悔しすぎる。。
しかし、車も免許も現地のツテもない私には選択肢がない。、せっかく目的地に着きながらもやや絶望して、どうすればいいんだ・・とホテルの部屋で一人、iPhoneをにぎりしめながら途方にくれていた。断念の文字すらよぎる。
早くも訪れたピンチ!しかし救世主現る
そうだ、おなかが空いてるからこんな絶望的な気分になるんだ、とりあえず街へ出よう。何かヒントがあるかもしれない。そう。旅をしているといろんなピンチがあるけど、あきらめないことと何かしら救いはあるさという楽観性が状況を打破することをこれまでも何度も経験してきた。美味しいものでも食べて気分転換すれば、何か前に進めるはず、と信じて夜のパタヤの街へ。
そうしたら、何やら話しかけてくるおっさんが。何やら、観光するならウチ使ってよ!というバイクタクシーの呼び込み。そういえばパタヤにきてからまだまともに人と話をしていない。つたない英語ながら、今の状況を地元の人に話せば、何か変わるかも。。と思って、フェス会場への手段がなくて困っていると伝えたら、おっちゃん、じゃあフェスに行ってる時間もふまえて、俺が送り迎えしてやろう!とのこと。
いやいやどんだけぼったくられるかわかったものではないとめちゃくちゃ警戒しながらも、一応値段を聞いてみたら、800バーツ(約2,800円)とのこと。えっ アリ、アリ。現地の値段からしたら相当高いけど、20㎞の道の往復送迎チャーターのような使い方でこれはありがたい。。いちおうもうちょい安くならない?と聞いてみるも、ああ、、これでなんとかフェスには行ける・・とやっと安堵。
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